今年はこんな集団になれますように!

2009年01月23日

近頃よく耳にする言葉の中に、

「近頃マナーの悪い人が多くなった!」という言葉をよく耳にします。

マナーとは「他者を気遣う」という気持ちの現れであり、相手を不快にさせないよう個人個人が考えを巡らして行動すべきものなのでは・・・。しかし、「他者を気遣う」ということよりマナーをマニュアル化し、マニュアルに沿って行動しているかどうかでマナーの善し悪しを判断してしまう場合がある。例えばビジネス・マナー等でそういった傾向が見られ、その結果、命令や規範がなければ行動できない、マニュアルに載っていること以外の対応力に欠け「考える」ことをしないといった弊害がおこるような気がします。

「他人を気遣う」という気持ち=「気が利く」

そう、今年は「気が利く集団」になれるよう頑張って行きたいと思います。

 

私の好きな話の中に「三杯の茶」という石田三成の逸話があります。

石田三成といえば豊臣秀吉の家臣として活躍し秀吉亡き後、家康と関が原の合戦を戦い負けてしまったというイメージが強いですが、実は、仕事はできる人だったようです。

三成が、佐吉(さきち)と呼ばれていた幼少の頃(15歳前後)
お寺に丁稚奉公(でっちぼうこう)に出ていた時のエピソード

 

 

ある夏の日
秀吉が鷹狩の途中
このお寺に休憩をとりに立ち寄りました

秀吉は一言
「お茶をくれぃ!」と頼んだ

すると三成が大きな器に
ぬる~いお茶をなみなみ運んできた

それを見た秀吉は「おっ」という顔をして一気に飲み干した
そして「もう一杯お茶をくれぃ」と頼んだ

2杯目。三成は中ぐらいの器にさっきよりは少し熱めのお茶を入れてきた

それも飲み干した秀吉は
「もう一杯!」と再び追加した

三成は小さな湯のみに
あっ~くて濃いお茶を入れて差し出したのだ

この三杯目のお茶を見て秀吉の目が輝いた☆

ゆっくりと三杯目のお茶を味わって飲み干した秀吉は石田三成を自分の部下として召抱えたのだそうです。その後、三成は出世していきました↑

 

この逸話が言わんとするところをご理解いただけたでしょうか?私なりに解釈してみましたので・・・。

 

時期は夏。鷹狩と言えば今で言うスポーツみたいな物で、秀吉は暑く大汗をかいていた。
その姿を見た三成は一杯目、お茶を頼まれた時
「きっとノドがかわいているに違いない!秀吉さまはノドを潤したいのだ」と考え、なみなみの
しかも一気に飲めるぬるいお茶を出した

そして二杯目を頼まれた
あまりのノドの乾きでおかわりが欲しいのだ!しかし、さっきほどの量は必要ないだろう
器を中ぐらいにしてお茶を差し出した

この二杯目の時点で秀吉は三成の気配りにピーンときた!!

そして三杯目
もうすでにノドは潤ったはず
今度は、本当にお茶を楽しみたいのだ!!そう思った三成は熱くて濃いお茶を
味わってもらうために差し出した

秀吉としては
この三成の気の利きようはよほど感動的だったことでしょう。
さっそく、自分の家来として召抱えてしまったくらいですから・・・。


私達にこの状況で的確に三成と同じような行動がとれるだろうか?
きっと一杯目から熱いお茶を出すのが関の山!!

相手がお客様であれ同僚、友達、家族であれ

その人が何を望んでいるか?
どうしてほしいのか?
どんな状況にあるのか?

察知することができる人が、気がつく人であり気が利く人となるのでしょう

この能力、センスは、なかなか努力しても習得できません。
でも、努力次第で身につけることも不可能ではないはず!!

今年は三成の様な集団に慣れるようを努力して行きます。