【実験棟】寒冷地型地熱利用住宅【断熱】
2010年10月29日
建て方も順調に終わり、次は、地熱住宅構造の中でもとても重要な
気密・断熱工事に入りました。
まずは、構造材の外側に
厚さ5ミリの紙を圧縮して内側にアルミ箔を貼ったサーモプライと言う
気密材で屋根と壁をすっぽり覆い、これで気密をとります。
因みに、サーモプライを張ることによって建物の強度も増してきます。

しっかり釘で打ちつけその後、継ぎ目などを気密テープで
目張りします。こうする事によりこの家の気密をしっかり取っているんですよ。
これがまた結構手間のかかる仕事で大変なのですが、大工さん達は一ヶ所一ヶ所丁寧に
施工するんですよ。流石職人と思わせる仕事です。
私も手伝ってやったことがあるのですが・・・・ それだけです。

気密工事が終われば、次は断熱工事に入ります。
岩手の寒冷地にも厚みを押えてバッチリ対応できる、驚異の断熱性能誇るフェノバボードで
建物全体をすっぽり覆います。これで地中熱を逃がさないよう有効利用できるので
夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるのです。
断熱材は触れているだけでも温かみを感じますよ。

